手縫い糸 [Leather school]
Suica用パスケースの2色バージョンも白の麻糸で縫ってみました。
麻糸は、撚ってありますので縫い目が綺麗なのが特徴です。
ウチで手縫いに使用している糸は、シニュー糸と麻糸の2種類です。
シニュー糸とは、もともと昔レザークラフトに使われていた鹿の腱ことを言うのですが、現在はポリエステル製のイミテーションシニュー糸が主流です。
なかでも、ウチが使用しているシニュー糸のハニーゴールドという色は鹿の腱に近い色をしていてとても気に入って使っています。
そのままの太さでは、小物に使うのに太すぎますので、使う時に好みの太さに裂いて使います。
この糸は、撚っていない分縫い目の出っ張りが少なく済みますので、財布などに使用したときに擦れ難くなります。擦れ難いということは、切れたりしずらいので、長くご愛用いただく事ができます。
麻糸は、撚ってありますので、どうしても縫い目が出っ張ってしまう欠点がありますが、その分縫い目が綺麗に仕上がるという利点もあります。
使用するときは、縫うときに革と擦れて毛羽立ってしまいますので、摩擦を減らすためにもロウを縫ってから使用します。
シニュー糸に比べて扱いやすいので、かなり多くの革製品に使用されています。
そこまで大きな違いはありませんので、基本的には色の好みでお選び頂いて問題ありません。
ネイティブな感じを求める方には、シニュー糸がオススメです。
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